乾癬になってから、オシャレを諦めなければならなかった辛さ。
人の目もそうですが、いつも肩を気にしてる自分がかわいそうだと思いました。
私の場合、頭皮から体に広まった乾癬です。
最初の悩みは頭皮の瘡蓋。
気になるので意識して瘡蓋を取ったり無意識に瘡蓋を触っていたりしました。
そして気が付く頃にはどんどん瘡蓋が増えていき、フケのような白い粉が舞い落ちる状態になっていたのです。
やがて肩に落ちる白い粉が気になって、黒や紺色のような濃い色が着れなくなりました。
それはショックです。
何故なら私が好きで選んだ、クローゼットの中にある服はほとんど黒などの濃い系の服だったからです。
今まで粉が肩に舞い散る経験が無かったから、初めてこんなに辛い事だと知りました。
私は少しの白髪も許せなくて、カラーリングのために頻繁に美容院に行く人で、
私の白髪の多い事を多分周りの人は知らないと思います。
でも乾癬が酷くなっきて、カラーリングからカラートリートメントに変えて
それでも駄目でヘアーマニュキアにして、
そしてとうとう今は何も出来なくて自然に任せています。
そう決めたけれど、生え際の白髪を見るのが嫌でしばらくは抵抗していて、
知り合いが以前グレーヘアーにする時に買った、使用していないカツラがあると聞いて
すぐに譲ってもらう事にしました。
テレビのコマーシャルでも有名なお店のカツラと聞いていたので、結構期待していました。
届いたカツラはパーマのかかったショートヘアー少し想像していたのと違うなぁ、
そう思いながら付けて鏡を見たら、普通のおばさんから、茶髪の頭の大きなおばさんに変身しました。
家族にも不評でお腹を抱えて大笑いしました。
でも諦めきれずに私の付け方がおかしいのかも知れないと思って、その有名店へ行き教えていただきました。
結果私の付け方に間違いは無く、お店での鏡に映った私は家で見た茶髪の大きな頭のおばさんでした。
そのままカツラはお蔵入りとなりました。
諦めきれずにネットで探したカツラはストレートです。
これなら大丈夫かもレビューもまあまあ良かったので購入しました。
届いたカツラは前髪が異常に長くてそのままでは使えない。
行きつけの美容院でお願いをして、カツラを付けたままカットしていただきました。
美容師さん曰く、失敗は許されないとかなり緊張させたようです。
美容院で大変な思いまでさせてしまったカツラですが、やっぱり私には抵抗があり、
皆んなが私の頭を見て可笑しいと思うかもしれないと考えるとどうしても使用出来なくて、
一度も付けて外出することなくお蔵入りになっています。
美容師さんごめんなさい。
抵抗虚しく敗れたので、開き直りの気持ちからこれからは自然でいい!
腹をくくり覚悟を決めて、髪をおもいっきり短くカットして貰いました。